京都一周トレイルRound4

京都一周トレイルRound4、今回は銀閣寺浄土寺橋、北白川から叡山ケーブル叡山駅までの東山コース4(東山最終コース)、全長約7.5kmの道のりです。京阪出町柳駅からスタート地点の浄土寺橋までは、準備運動がてら徒歩で今出川通りを歩こう。普段は京都大学の学生さん等で賑わう今出川通りも、休日の朝は人通りも少なく静かだ。20分程も歩くと、いよいよ京都トレイルのスタートです。

白川疎水の浄土寺橋にトレイルの標識があり、疎水沿いに北白川史跡と自然の道を歩きながら、パブテスト病院方向を目指す。病院裏手から北白川の山への登道に入っていくが、ここは少し案内が複雑なので注意が必要だ。病院横の駐車場を抜けて奥へと進んでいくのだが、うっかり右側の広めの道を進むと病院敷地で立ち入り禁止の看板にぶつかってしまう。ここは注意して左側の高い壁と小さな流れの間の小径をまっすぐに進もう。壁を抜けて林の中に入ると左手に小さな道案内がある。案内に従って大山衹神社の境内を通り、瓜生山方面を目指す。ここから道は少しきつい山道に入るが、今回はこのところの悪天候の影響もあり、特に足元にも注意が必要だ。

暫く尾根道の登りが続き、少し開けた茶山山頂を経由するといくらか下りの入った尾根道を進む。トレイルの標識に沿って進んでいくのだが、一か所だけは、ここも案内が複雑な場所があるので注意が必要だ。東山58-1の案内は少し窪みを降りた広場の「白幽子厳居之跡」横にあり、うっかりすると見過ごしてしまいそうだ。手前の矢印にそってほぼ直角に左手へ降り、広場の案内をぐるっと回り、再び窪みを登ってコースに戻るイメージだ。

ここから更に尾根道を登っていくのだが、途中やはり先日の台風の影響で倒木が道を塞いでいる箇所もあり、注意が必要だ。石切場や三十六童子巡りの童子像を経由して、一気に瓜生山を目指そう。途中尾根道が開けたあたりでは、宝ヶ池方面の景色も楽しめる。そして、ようやく広場にたどり着けば、そこには「奥之院 幸龍大権現」社殿が建ち、瓜生山山頂だ。

山頂の広場からは京都駅方面の景色も楽しめるので、少し風景を眺めつつ休憩した後は、てんこ山から叡山ケーブル方面へと目指すことにしよう。しばらくは緩やかな下りや平坦な道が続くので、景色を楽しみながら最後の登りに向けて鋭気を養っておきたい。左手にてんこ山を望みながら尾根道を進むと、行く手に石鳥居が望める。この辺りは広場になっており、いくつかのグループが、ちょうど昼時でもあり、昼食休憩を取っている。私も、ここで持参したおにぎりを頬張り、のんびりと一休みしよう。

休憩が済んだら、ここからは一気に叡山ケーブルを目指そう。まずは、広場西側にあるトレイル67の標識からスギ林に降りていくと、徐々に傾斜がきつくなり音羽川支流のせせらぎの音が聞こえてくるようになる。きれいな流れの木橋を一本渡り、更に行けば二つ目の支流を渡るのだが、こちらには木橋は掛かっていないが、倒木が川を跨いでいるので、うっかりするとこの上を渡りたくなってしまう。しかし、下には渡し用の黄色のロープが見えるので、一旦川辺に降りてこのロープを伝って小川を渡るのが正解である。その後は北東に向かって緩やかな登りを進んでいくが、途中のトレイル標識は分かりやすいのでゆっくり辿っていけば問題ない。後は標識73-1の五差路あたりで、またも倒木が道を塞ぐように倒れているが、倒木を潜るように、右手の行者道方面へ歩を進めよう。ここからはまたもや急な登りとなるが、最後の頑張りで登り切れば比叡ビュースポットへとたどり着くことができる。叡山ケーブル駅からの眺めと併せて、京都市街から大阪方面への眺望は抜群で、こちらでその眺めを楽しめば、今日のトレイルも終了だ。このところの雨模様が嘘のような好天に恵まれた3時間半、今日のトレイルも最高の一日となった。

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