京都一周トレイルRound7

京都一周トレイルRound7、今回は二瀬から京見峠登り口へと向かう北山西部コース1、全長約12kmのルートです。トレイルの目的地は京見峠登り口ですが、交通の関係から終点は市バスの鷹峯源光庵前を目指します。4月GWの初日ですが、夕方からは雨予報ということもあり早めに家を出て、スタート地点の二ノ瀬へ向かいました。このところ朝晩冷える日が続きましたが、今日は程よい気候でトレッキング日和です。桜の季節は過ぎ、GW初日ということもあり、この辺りまで来ると市内の大勢の観光客が嘘のような静けさで、のんびりと新緑を楽しみながら、林や山並が満喫できるコースです。

叡山電鉄二ノ瀬駅を降りて鞍馬川沿いを少し歩くと左手に銀杏橋が見え、そこを渡ればもう本格的な山歩きのコースに入ります。右手の守谷神社、富士神社は少し寂しいですが、登山路の入口では、きれいな青もみじが温かく迎えてくれました。ルートはまずは夜泣峠まで一気に登りが続きます。これまでのルートはスタート地点は比較的なだらかな道を歩くことが多かったですが、今回は一気に山歩きが始まります。慣れない足元に注意してフォーミングアップを兼ねながら、ゆっくりと歩きましょう。

夜泣峠を越えて少し下っていくと、次は向山への登りが続きます。ルートは山道を道なりに進むので標識もあまり迷うこともなく、安心して進めます。向山への山頂も標識を頼りに進めば間違いない。ただ、山頂は視界が開けているわけではないので、残念ながらあまり眺望を楽しむことはできなかった。向山を超えるとそこからは、盗人谷方面へ下っていくことになるが、散策路としても整備された尾根が続く。下りの傾斜がきつくなるので、足元に中止ながら下っていくと、関電の洛北発電所が見えてくるので、水路を渡り発電所脇の芝生へ出れば、鞍馬川が賀茂川と合流する。向こうには市原バイパスと十三国橋が望める。

雲ケ畑街道を渡って山幸橋氷室口から再び盗人谷へ山腹の小径を進むと、畑が開けたあたりに出る。こちらで大きく迂回して再び山道へ入り盗人谷一の橋へ向かおう。二の橋では迂回路があり少し分かりにくいので注意が必要だ。この辺りも登りがかなりきついので、休み休みのトレイルだがもうすぐ小峠にたどり着く。トレイルコースはそのまま氷室方面へまっすぐ進むが、トレイル標識のそばに目立たないが「展望台」と目印があり、今回はこちらにも足を延ばしてみた。とは言うものの登りはかなり急で、かなり上るので、心してかからないと途中で断念することになりかねない。展望台と言っても少し切り開いたスペースがあるのみで、視界は賀茂川、東山方面に開けるのみだが、一帯を眼下に望むことができ素晴らしい眺めが楽しめた。

こちらで休憩も兼ねて簡単な軽食をとり、鋭気をやしなった。休憩を済ませてからは氷室集落へと降りて行き、氷室神社にも参拝し再び城山方面へと向かう。ここからの道は車道を歩くことになるので、車にも注意が必要だ。併せて、車道と言えども城山方面へはかなりの登りが続くので、思いのほか体力を消耗する。峠を越えてしばらく下れば氷室口の氷室別れへ到着する。トレイルコースはここで西回りと南回りの二手に分かれるが、今回は南回り能面で源光庵バス停方面に向かおう。途中には京見峠登り口や京見峠茶屋後などもあり、風景を楽しみながら長坂街道を下っていこう。

道路は街道越えの車やロードバイクがかなり通るので、注意して歩いていきたい。トレイルコースとしては先ほどの京見峠登り口が今日の最後だが、バス停までは1時間程下っていかなければいけないが、途中、藤の花を楽しんだり、源光庵を参拝して血天井を眺めるのも一興かもしれない。GW初日のトレイルは、若狭から京都へ抜ける山道を歴史を感じながら楽しんだ、約4.5時間の道のりでした。

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