京都一周トレイルRound8
京都一周トレイルRound8、今回は京見峠登り口から高尾白雲橋へと向かう北山西部コース2、全長約10kmのルートです。トレイルのスタート地点は京見峠登り口ですが、交通の関係から出発は市バスの鷹峯源光庵前からになります。5月GW明け最初の休日ですが、午後から雨予報ということもあり早めに家を出て、京都駅から市バスに乗り出発地点の鷹峯源光庵前向かいました。昨日までは晴天が続いていましたが、今日は朝から少し曇り空ですが、何とか昼過ぎまではもってくれるとありがたいです。朝8時のこの周辺はまだまだ人もまばらで、のんびりと新緑を楽しみながら、山並や小川のせせらぎが満喫できるコースです。バスを降りてからは前回のRound7で下ったルートを逆に京見峠登り口まで長坂街道を登っていくことになります。朝早いとは言え、時々山越えの車やロードバイクに出くわしますので、注意しながら歩きましょう。
京見峠登り口まで来れば、そこからはいよいよトレッキングのスタートです。スタートは少し急な登りになりますので、注意しつつ京見山荘を目指します。途中南側に京都の街並みが一望できるベンチもあり、きれいな景色が広がります。山荘を過ぎたら上ノ水峠を目指してルートを辿りましょう。標識に沿って尾根道を進めば、足元も比較的整備されているので、新緑を楽しみながら進むことができます。上ノ水峠を越えたら菩提川と交わる沢ノ池林道まで下っていきます。
ここからは林道を菩提川に沿ってのんびりと沢の音や小鳥のさえずりを楽しみながら、ゆっくりと沢ノ池を目指して歩きます。トレイルの人と出くわすのも数人程度で本当に市内の喧騒が嘘のような雰囲気を満喫できます。
しばらく歩くと少し広い場所に出くわし、一瞬道を間違えたかと戸惑いますが、その先に池の景色を眺めると、沢ノ池にたどり着いたのに気づかされます。そのまま右手に池を眺めながらしばらく進むと、少し開けたスペースで池が一望できますので、ここで少し休憩をとります。朝が早かったので、こちらでお昼を食べながら山の空気を思う存分吸い込みました。人っ子一人いない池には、2羽のカモがのんびりと泳ぎを楽しんでいます。
休憩が済んだら、あとは仏栗峠から福ヶ谷林道を経由して、今日のゴールの高尾白雲橋を目指します。途中仏栗峠からの下りは少し注意が必要です。今回のコースは比較的歩きやすい道が続いていたこともあり、ゆっくり楽しむことができましたが、この辺りは岩場の急坂や、また雨の影響か足元が滑る場所も見受けられるので、慎重に進みましょう。こちらを過ぎれば林道の簡易舗装を福ヶ谷の川沿いをのんびり進んでいけば、しばらくすると目の前に清滝川が見えてきますので、そこが今日の終点の白雲橋になります。
周山街道を左手に進めば神護寺方面ですが、今日はこちらが終点で、この後は高山寺前のバス停から京都駅に向かいます。京都駅まで1時間のバス旅になりますので、バスを待つ間にあたりの青紅葉や清滝川の流れを少し楽しみ鋭気を養いました。GW明け最初のトレイルは、何とか天気にも恵まれ、北山から高尾へ抜け、沢ノ池や山並の静かな京都の自然を満喫できる約3.5時間の道のりでした。